アナザヘヴン  (松竹:飯田 譲治 監督)

 で、いきがかり上こちらも紹介する。出だしの猟奇連続殺人と、若手とベテラン刑事コンビの捜査−という展開、原作・監督は「らせん」やテレビ「リング」の飯田譲治とくれば、誰だってブラピの「セブン」のようなホラー作品かと思ってしまう。・・・のだが、ラストに至ってなんとなんと実はハインラインかフィニィなみのSFだったというオチには唖然とした。ウーン、でも結構ハラハラして、「ロードショー」推薦の3本の中ではましな方でした。主人公の恋人役の新人、市川美和子がなかなかいい味を出しており、彼女を発掘しただけでも収穫あり。しかしこれは始めからSFで売った方が良かったのでは…。