ブレア・ウィッチ・プロジェクト (ダニエル・マイリック/エドゥアルド・サンチェス 監督)

 一発勝負のアイデアがたまたま当たったケースの最たるものである。映像もストーリーもおよそ映画の体をなしていない(それが狙いであるのは分かっていてもである)。話題に乗り遅れないようとりあえず見ておこうという観客が詰めかけたおかげでヒットしているに過ぎない。従って評価する気にもなれない。こういうのを「カルト・ムービー」と呼ぶのは間違いである。しいて言うなら、「肝だめしムービー」と呼びたい。続編の計画もあるようだが、まあ2匹目のドジョウはいないと思うよ。それでも見たい人はお好きなように・・・。