DEAD or ALIVE 犯罪者(大映:三池崇史 監督)

 刑事とヤクザの対決アクションにみえて、最後でとんでもない方向にブッ飛んでしまうマカ不思議な怪(?)作である。どんなにとんでもないかはとにかく見てもらうしかない。しかし私の見た映画館ではこのラストで大爆笑、エンドタイトルが始まると大拍手が巻き起こった。若い人にバカうけしているのは確かである。冒頭シーンもかなりヘンである(銃弾をくらって腹からラーメンが飛び出すという所にCGを使っているのには唖然とした)。思えば三池崇史と言えばあの「極道戦国史・不動」もやはりとんでもない怪作であった。キング・オブ・カルト、石井輝男の跡を継ぐのはどうやら三池をおいて他にないようだ。