恒例の、2024年度の私の選んだワースト作品を発表します。対象期間はベスト20と同様、2024年1月〜12月大阪公開作品です。
 但し、前年よりさらに鑑賞映画本数が減った事で、ワーストになりそうな映画まで観る余裕がなく、昨年の7本から更に減って、本年度はワースト5までとします。挙げた作品も昨年同様、例年ならテンにも入らない作品もありますのでご容赦ください。
 では発表します。

順位

作  品  名 監    督
ゴジラ×コング 新たなる帝国 アダム・ウィンガード
スオミの話をしよう 三谷 幸喜
六人の嘘つきな大学生 佐藤 祐市
わたくしどもは。 富名 哲也
あの人が消えた 水野 格

シャーキュラ 吸血鮫 (VOD) マーク・ポロニア

 


1位ゴジラ×コング 新たなる帝国。前作もワーストに挙げたシリーズの2作目。やっぱりヒドい出来です。ゴジラがほとんど愛嬌ある人間の味方になってるし。呆れたのはゴジラが両手振って走り出すシーン。体重何万トンもあるゴジラはどんなに猛スピードで走ってもスローモーションのような動きしか出来ません。走る事なんて絶対無理。我がゴジラをこんなキャラにしてしまった事は絶対許せません。、

2位スオミの話をしよう。これは私の映画評を参照ください。「ギャラクシー街道」に次ぐ三谷幸喜監督のワースト作です。

3位六人の嘘つきな大学生。秀作「キサラギ」を撮った佐藤祐市監督作だけに、期待した分だけガッカリ度も高いです。お話に無理がありすぎ。浜辺美波を除く5人のキャラクターがみんな同じに見えて見分けがつかないのも弱い。そして8年後の再会で、どんなドンデン返しがあるのかと思ってたら、大した事もなかったのにもガッカリ。もっと脚本を練るべきでしたね。

4位わたくしどもは。。何が言いたいのかさっぱり分からん、演出もダラダラしてメリハリがない。佐渡ヶ島の美しい風景のみが見どころの凡作でした。

5位あの人が消えた。ワーストに入れるほどではないですが、他にワースト作品が思いつかなかったので。アイデアとしては面白かったのですが、観終わってツッ込みどころが多過ぎて呆れました。ドンデン返しはいいのですが、それだと辻褄が合わない、という所が何ヵ所も。それに風呂場に死体があれば死臭がして気が付くでしょう。「シックスXXX」と「ゴーXト XXXX」を丸パクリしてるのもつまらない。もっと上手にパクリましょう。

次点シャーキュラ 吸血鮫ネット配信のみなので次点にしました。サメ映画にはおバカ・ジャンルがあって、そのつもりで観れば楽しい作品もあるのですが、さすがにこれはあまりにも低級でどうにもならない。尺稼ぎのせいなのか、ファイヤーダンスが延々続くシーンも退屈。Z級低予算バカ映画を量産しているマーク・ポロニア監督作の中でも最低の出来ですね。


だんだんワーストに挙げる作品が少なくなっている気がします。いい事なんでしょうけど、なんか張り合いがない気がして…というのは贅沢な悩みでしょうかね。


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