毎年恒例の、映画雑誌、あるいは各種の映画祭等で選出された各種ベストテンの紹介と
 私の感想を掲載します。(上のタイトルをクリックするとジャンプしますのでご利用ください)

 

  キネマ旬報ベストテン

日 本 映 画

外 国 映 画

順位

作 品 名 監  督

順位

作 品 名 監  督
せかいのおきく 阪本 順治 TAR/ター トッド・フィールド
PERFECT DAYS ヴィム・ヴェンダース キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン マーティン・スコセッシ
ほかげ 塚本 晋也 枯れ葉 アキ・カウリスマキ
福田村事件 森 達也 EO イーオー イエジー・スコリモフスキ
石井 裕也 フェイブルマンズ スティーヴン・スピルバーグ
花腐し 荒井 晴彦 イニシェリン島の精霊 マーティン・マクドナー
怪物 是枝 裕和 別れる決心 パク・チャヌク
ゴジラ−1.0 山崎 貴 エンパイア・オブ・ライト サム・メンデス
君たちはどう生きるか 宮ア 駿

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

ダニエル・クワン/ダニエル・シャイナート

10 春画先生

塩田 明彦

10 ウーマン・トーキング 私たちの選択 サラ・ポーリー

(寸評)2月5日発売の決算号で分かったベストテン結果は上の通りです。
 邦画1位は私と同じ「せかいのおきく」。これは嬉しい。2位から9位までも6位を除いて私のベスト20とも一致。最近では珍しい事です。洋画もまあ順当な所でしょう。好きな作品なのにマイベストから漏れてしまった「EO イーオー」が4位に入ってるのも良かった。この20本の中で私が見逃してるのは「春画先生」だけ。観る本数がかなり減ったのに、結構いい作品押さえてたのが分かってホッとしてます。
 個人賞は以下の通り。監督賞:ヴィム・ヴェンダース、脚本賞:阪本順治、主演女優賞:趣里、主演男優賞:役所広司、助演女優賞:二階堂ふみ、助演男優賞:磯村勇斗、新人女優賞:アイナ・ジ・エンド、新人男優賞:塚尾桜雅(ほかげ)、外国映画監督賞:トッド・フィールド、読者賞:川本三郎。

 
キネマ旬報読者選出ベストテン

日 本 映 画

外 国 映 画

順位

作 品 名 監  督

順位

作 品 名 監  督
Gメン 瑠東 東一郎 キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン マーティン・スコセッシ
福田村事件 森 達也 TAR/ター トッド・フィールド
怪物 是枝 裕和 フェイブルマンズ スティーヴン・スピルバーグ
ゴジラ−1.0 山崎 貴 ミッション:インポッシブル/デッド・レコニング PART ONE クリストファー・マッカリー
石井 裕也 イニシェリン島の精霊 マーティン・マクドナー
正欲 岸 善幸 枯れ葉 アキ・カウリスマキ
愛にイナズマ 石井 裕也 バービー グレタ・ガーウィグ
君たちはどう生きるか 宮ア 駿 エンパイア・オブ・ライト サム・メンデス
市子 戸田 彬弘 トリとロキタ ジャン・ピエール&リュック・ダルデンヌ
10 BAD LANDS バッド・ランズ 原田 眞人 10 ザ・ホエール ダーレン・アロノフスキー

(寸評)読者のテンも同時発表。いつもの通り、評論家テンに入っていない作品は青字で表示しました。
 日本映画1位に唖然。何これ?以前に組織票?でジャニーズタレントや若手俳優主演作が上位を占めていた事があった。最近の2年はそんな事がなかったので安堵していたが、久しぶりのジャニタレ主演作のベストワン。無論、評論家選出部門では見事に0点。いいかげんにして欲しい。まあ2位以下がまともだったのでまだましだが。評論家ベストワンの「せかいのおきく」が12位、同じく3位の「ほかげ」が23位と圏外なのも納得が行かない。これまで読者選出ベストテンは私もうんうんと頷ける内容になっていて、“評論家テンよりも信頼出来る”と評価した事もあったが、こんな事では信用ならない。困った事だ。
なおベストテン選考基準で12月21日までに公開された作品、となっていたのに22日公開の「PERFECT DAYS」が評論家テンで2位、読者でも11位に入っていた。おかしいなと思って選考基準をよく読んだら、後ろの方で「(同作は)10月に東京で7日以上先行上映されたので対象となる」と書かれていた。私は読み逃していたが、同じように対象外だと思った人も多かったのではないか。何ともややこしい事だ。

 

  ヨコハマ映画祭

日 本 映 画

順位

作 品 名

監  督
ケイコ 目を澄ませて 三宅 唱
せかいのおきく 阪本 順治
福田村事件 森 達也
愛にイナズマ 石井 裕也
正欲 岸 善幸
 月 石井 裕也
花腐し 荒井 晴彦
アンダーカレント 今泉 力哉
春画先生 塩田 明彦
10 ほつれる 加藤 拓也

個人賞:監督賞=石井裕也(月、愛にイナズマ)、脚本賞=アサダアツシ(そばかす)、主演男優賞=鈴木亮平(エゴイスト)、主演女優賞=岸井ゆきの(ケイコ 目を澄ませて)、黒木華(せかいのおきく)、助演男優賞=磯村勇斗(正欲、月)、佐藤浩市(せかいのおきく、他)、助演女優賞=中村久美(高野豆腐店の春)、新人賞=堀田真由(バカ塗りの娘)、目黒蓮(月の満ち欠け、他)、撮影賞=月永雄太(ケイコ 目を澄ませて)、森田芳光メモリアル新人監督賞=加藤拓也(ほつれる)、審査員特別賞=松浦慎一郎と彼に導かれたボクシング映画、特別大賞=藤竜也(高野豆腐店の春)。

(寸評)今年で45周年を迎える、映画ファンによる手作りの映画祭。私も審査委員です。1位は締切の都合で本年度回しとなった、昨年度の各賞ベストワンを総ナメした「ケイコ 目を澄ませて」。1年経っても本映画祭でベストワンなのが凄い。2位はキネ旬等でベストワン獲得の「せかいのおきく」ですが、「ケイコ−」が昨年度に入ってればこちらでもベストワンになってたわけですね。その他も順当な所。10位に他ではあまり注目されていない新人監督作品が入ってるのがヨコハマならでは。加藤拓也監督は新人監督賞も受賞しています。
(付記)
映画祭と表彰式が2月4日(日)、関内ホールにて開催されました。

      ヨコハマ映画祭 公式HP → http://yokohama-eigasai.o.oo7.jp/

 


おおさかシネマフェスティバル

日 本 映 画

外 国 映 画

順位

作 品 名 監  督

順位

作 品 名 監  督
PERFECT DAYS ヴィム・ヴェンダース TAR/ター トッド・フィールド
怪物 是枝 裕和 エンパイア・オブ・ライト サム・メンデス
石井 裕也 キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン マーティン・スコセッシ
福田村事件 森 達也 ザ・ホエール ダーレン・アロノフスキー
ゴジラ−1.0 山崎 貴 フェイブルマンズ スティーヴン・スピルバーグ
愛にイナズマ 石井 裕也 She Said シー・セッド その名を暴け マリア・シュラーダー
せかいのおきく 阪本 順治

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

ダニエル・クワン/ダニエル・シャイナート

春に散る 瀬々 敬久 イニシェリン島の精霊 マーティン・マクドナー
正欲 岸 善幸 生きる LIVING オリヴァー・ハーマナス
BAD LANDS バッド・ランズ 原田 眞人 10 パリタクシー クリスチャン・カリオン

個人賞:監督賞=石井裕也(月)、サム・メンデス(エンパイア・オブ・ライト)/主演男優賞=鈴木亮平(エゴイスト)、ブレンダン・フレイザー(ザ・ホエール)/主演女優賞=松岡茉優(愛にイナズマ)、ケイト・ブランシェット(TAR/ター)/助演男優賞=磯村優斗(月)、ロバート・デ・ニーロ(キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン)/助演女優賞=中村久美(高野豆腐店の春)、リリー・グラッドストーン(キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン)/脚本賞=港岳彦(正欲)/新人監督賞=金子由里奈(ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい)、阪元裕吾(ベイビーわるきゅーれ 2 ベイビー)/撮影賞=近藤龍人(怪物)/音楽賞=上原ひろみ(BLUE GIANT)/新人男優賞=黒川想矢、柊木陽太(怪物)/新人女優賞=サリngROCK(BAD LANDS バッド・ランズ)、中野有紗(PERFECT DAYS)/ワイルドバンチ賞=「Winny」/特別賞=大森一樹、関本郁夫。

(寸評)今年で第19回目となる、大阪発の映画祭。日本映画ベストワンはヴェンダース監督「PERFECT DAYS」。まあ納得です。「せかいのおきく」が意外に下位なのが残念ですが、それ以外は順当な所でしょう。洋画も1位を除けば私のテンともほぼ変らず。10位に個人的には好きな作品「パリタクシー」が入ってるのもいいですね。また特別賞として、当映画祭では馴染みの深い故・大森一樹、関本郁夫が選ばれているのもちょっとジンと来ました。
なお今年も3月3日(日)に、ホテルエルセラーン大阪に於いて、トークショー、個人賞表彰式及び上映会が開催されます。
詳細はこちら → https://www.oocf.net/

 

 

  スクリーン

外 国 映 画

順位

作 品 名

監  督
TAR/ター トッド・フィールド
キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン マーティン・スコセッシ

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

ダニエル・クワン/ダニエル・シャイナート

バービー グレタ・ガーウィグ
フェイブルマンズ スティーヴン・スピルバーグ
エンパイア・オブ・ライト サム・メンデス
生きる LIVING オリヴァー・ハーマナス
She Said シー・セッド その名を暴け マリア・シュラーダー
モリコーネ 映画を愛した音楽家 ジュゼッペ・トルナトーレ
10 枯れ葉 アキ・カウリスマキ

(寸評)キネ旬と同様、評論家の投票によります。1、2位はキネ旬と同じですが、3位以下はやや異なります。「バービー」が意外と高評価。私がとても好きな「モリコーネ 映画を愛した音楽家」が9位に入っているのがいいですね。これキネ旬では46位とかなり低位置だっただけに、余計嬉しい。キネ旬よりもこちらの方が納得出来るテンと言えましょう。

 

(2/26 追加)

映画秘宝・ベスト20

順位

作 品 名 監  督

順位

作 品 名 監  督
ゴジラ−1.0 山崎 貴 11 クライムズ・オブ・ザ・フューチャー デヴィッド・クローネンバーグ
TAR/ター トッド・フィールド 12 エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス ダニエル・クワン/ダニエル・シャイナート
ベネデッタ ポール・ヴァーホーヴェン 13 Pearl パール タイ・ウェスト
フェイブルマンズ スティーヴン・スピルバーグ 14 福田村事件 森 達也
キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン マーティン・スコセッシ 15 ザ・フラッシュ アンディ・ムスキエティ
バービー グレタ・ガーウィグ 15 シン・仮面ライダー 庵野 秀明
ダンジョンズ&ドラゴンズ/
        アウトローたちの誇り
ジョナサン・ゴールドスタイン/ジョン・フランシス・デイリー 17 枯れ葉 アキ・カウリスマキ
君たちはどう生きるか 宮ア 駿 18 別れる決心 パク・チャヌク
鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 古賀 豪 18 カード・カウンター ポール・シュレイダー
10 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3 ジェームズ・ガン 18 スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース ホアキン・ドス・サントス/ケンプ・パワーズ/ジャスティン・K・トンプソン 

(寸評)2022年に休刊した映画秘宝誌が再々復刊しての、2年ぶりのベスト&トホホ10です。やっぱりここのテンがないといま一つ物足りない。以前と変わらぬ選出ぶりにまずは安堵。1位が「ゴジラ−1.0」と、日本映画がベストワンなのは嬉しいですね。日本映画がベストワンに選ばれたは、2016年の「シン・ゴジラ」以来ですからさすが、ゴジラは強い。アメコミ系も相変わらず強い。異色は9位の「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」。今もロングランが続いている人気作ですが、ここでも評価が高いのはいい事ですね。ポール・ヴァーホーヴェンの久しぶりの新作が3位と大健闘。キネ旬では惜しくも11位でした。こういう楽しいベストテン、絶対に必要ですね。今度は休刊せずに、ずっと続く事を期待しています。

 さて、恒例の「トホホテン(ワーストテン)と、併せて秘宝読者の投票によるベストテン、トホホテンを紹介。

映画秘宝トホホテン

映画秘宝読者が選ぶベストテン 映画秘宝読者が選ぶトホホ映画

順位

作 品 名

監 督 順位

作 品 名

監 督 順位

作 品 名

監 督
シン・仮面ライダー 庵野 秀明 ゴジラ−1.0 山崎 貴 エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス ダニエル・クワン/ダニエル・シャイナート
ゴジラ−1.0 山崎 貴 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3 ジェームズ・ガン インディ・ジョーンズと運命のダイヤル ジェームズ・マンゴールド
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス ダニエル・クワン/ダニエル・シャイナート ジョン・ウィック:コンセクエンス チャド・スタエルスキ ゴジラ−1.0 山崎 貴
アントマン&ワスプ:クアントマニア ペイトン・リード キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン マーティン・スコセッシ レジェンド&バタフライ 大友 啓史
バビロン ディミアン・チャゼル シン・仮面ライダー 庵野 秀明 シン・仮面ライダー 庵野 秀明
インディ・ジョーンズと運命のダイヤル ジェームズ・マンゴールド TAR/ター トッド・フィールド ハロウィン THE END デヴィッド・ゴードン・グリーン
エクソシスト 信じる者 デヴィッド・ゴードン・グリーン スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース ホアキン・ドス・サントス/ケンプ・パワーズ/ジャスティン・K・トンプソン  しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦〜とべとべ手巻き寿司 大根 仁
65 シックスティ・ファイブ スコット・ベック/ブライアン・ウッズ 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 古賀 豪 リボルバー・リリー 行定 勲
オオカミ狩り キム・ホンソン フェイブルマンズ スティーヴン・スピルバーグ 君たちはどう生きるか 宮ア 駿
10 PERFECT DAYS ヴィム・ヴェンダース 10 ザ・フラッシュ アンディ・ムスキエティ 10 TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー ダニー・フィリッポウ/マイケル・フィリッポウ
アントニオ猪木をさがして 和田 圭介 マーベルズ ニア・ダコスタ

 

「トホホテン」も毎回楽しみにしています。ワーストワンが「シン・仮面ライダー」なのは、庵野監督への期待の裏返しと見るべきでしょうか。「ゴジラ−1.0」がワースト2位、読者テンでもベストワン、ワースト3位と評価が真っ二つなのも面白い。通称「エブエブ」がトホホ3位、読者ではワーストワンと悪評なのがさすが秘宝。私もつまらなかったし、これが米アカデミー作品賞なのが納得行かなかったのですが、この結果を見て溜飲を下げました。また、私のワーストワン「リボルバー・リリー」が読者ワースト7位なのも我が意を得たり。「レジェ&バタ」とも併せ、ダメな作品をしっかり叩いてくれるこうしたワーストテンは必要だと改めて思いました(よく見たら「映画芸術」でもこの2本、ワーストに入ってましたね)。

 

映画芸術

日 本 映 画 ベ ス ト テ ン

日 本 映 画 ワ ー ス ト テ ン

順位

作 品 名

監  督

順位

作 品 名

監  督

花腐し 荒井 晴彦 石井 裕也
福田村事件 森 達也 怪物 是枝 裕和
せかいのおきく 阪本 順治 ゴジラ−1.0 山崎 貴
ほかげ 塚本 晋也 北野 武
雑魚どもよ、大志を抱け! 足立 紳 リボルバー・リリー 行定 勲
渇水 高橋 正弥 シン・仮面ライダー 庵野 秀明
二人静か 坂本 礼 正欲 岸 善幸
BAD LANDS バッド・ランズ 原田 眞人 波紋 荻上 直子
Single8 小中 和哉 レジェンド&バタフライ 大友 啓史
10 市子

戸田 彬弘

10 こんにちは、母さん 山田 洋次
Winny 松本 優作

(寸評)予想通り(笑)、荒井晴彦監督「花腐し」がダントツ1位。2位にも荒井が脚本に参加している「福田村事件」。まあどちらも秀作で、忖度なしでもベストテン上位に入る作品には違いないですが、「花腐し」が2位に100点以上の大差をつけるほどの傑作とは思えません。やはり私が名付けた「映芸枠」(笑)での上位入選と言うしかないですね。ワーストワンが「月」というのもいかにも映芸らしいと言うべきか。ちなみにワースト点を差し引かなかった場合、「月」は7位、「首」が9位にランクインする事となります。

 

(2/26 追加)

日本映画ペンクラブ賞

日本映画

外国映画 文化映画

順位

作 品 名

監 督 順位

作 品 名

監 督 順位 作 品 名 監 督
PERFECT DAYS ヴィム・ヴェンダース TAR/ター トッド・フィールド 国葬の日 大島 新
福田村事件 森 達也 枯れ葉 アキ・カウリスマキ 妖怪の孫 内山 雄人
怪物 是枝 裕和 キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン マーティン・スコセッシ ハマのドン 松原 文枝
ゴジラ−1.0 山崎 貴 バビロン ディミアン・チャゼル キャメラを持った男たち
−関東大震災を撮る−
井上 実
花腐し 荒井 晴彦 別れる決心 パク・チャヌク 1%の風景 吉田 夕日

 

(寸評)いつも上位はキネ旬とほぼ一緒なのですが、たまに違う作品が紛れ込む辺りがこのベスト5の特徴。今年は洋画4位の「バビロン」が異色。キネ旬では45位でした。ただ、キネ旬1位「せかいのおきく」が圏外なのがちょっと残念。文化映画は同点1位がどちらも安倍元総理がテーマになっているのが面白い。3、4位も含めて、どれも今観るべき重要な作品だと思います。多くの人が観られるチャンスをもっと作って欲しいですね。個人賞は以下の通り。
ペンクラブ賞
: 荒井晴彦 (脚本・監督・編集)

功労賞: 角谷 優 (映画プロデューサー)

特別賞: 片桐はいり (女優)


 

報知映画賞
賞   名 受賞者(作品) 受賞対象作品
作 品 賞   「月」     (石井 裕也 監督)   配給:スターサンズ
主演男優賞  横浜 流星  「ヴィレッジ」 「春に散る」
主演女優賞  綾瀬 はるか  「レジェンド&バタフライ」 「リボルバー・リリー」
助演男優賞  磯村 勇斗  「月」
助演女優賞  二階堂 ふみ  「月」
監 督 賞  山崎 貴  「ゴジラ−1.0」
新 人 賞

 アイナ・ジ・エンド

 「キリエのうた」

外国作品賞   グランツーリスモ」   (ニール・ブロムカンプ 監督) 
アニメ作品賞   ザ・スーパーマリオブラザース・ムービー」 (アーロン・ホーヴァス.他監督)

 

日刊スポーツ映画大賞
賞   名 受賞者(作品) 受賞対象作品
作 品 賞   「月」     (石井 裕也 監督)   配給:スターサンズ
監 督 賞  石井 裕也  「月」 「愛にイナズマ」
主演男優賞  鈴木 亮平  「エゴイスト」
 「劇場版TOKYO MER〜走る救急救命室〜」
主演女優賞  松岡 茉優  愛にイナズマ
助演男優賞  磯村 勇斗  「月」 「正欲」 「渇水」他
助演女優賞  二階堂 ふみ  「月」
新 人 賞  井上 雄彦 監督  THE FIRST SLAM DUNK
外国語作品賞   バービー」     グレタ・ガーウィグ  監督) 
石原裕次郎賞   「THE FIRST SLAM DUNK」   (井上 雄彦 監督)
石原裕次郎新人賞  宮沢 氷魚    「エゴイスト」 「はざまに生きる、春」



毎日映画コンクール

賞   名 受賞者(作品) 受賞対象作品
日本映画大賞   せかいのおきく」  (阪本 順治  監督)  配給:東京テアトル、他
日本映画優秀賞   「ほかげ」  (塚本 晋也 監督) 
監 督 賞  石井 裕也  「月」 
脚 本 賞

 阪本 順治

 せかいのおきく

主演男優賞  鈴木 亮平  「エゴイスト」
主演女優賞  杉咲 花  「市子」
助演男優賞  宮沢 氷魚  「エゴイスト」
助演女優賞  広瀬 すず  「キリエのうた」
田中絹代賞  薬師丸 ひろ子
スポニチグランプリ

新 人 賞

 アフロ  「さよなら ほやマン」
 サリngROCK  「BAD LANDS バッド・ランズ」
アニメーション賞   「アリスとテレスのまぼろし工場 」  (岡田 麿里 監督)
大藤信郎賞   「君たちはどう生きるか」   (宮ア 駿 監督)
ドキュメンタリー映画賞   「『生きる』 大川小学校 津波裁判を闘った人たち」 寺田 和弘 監督)
外国映画作品賞   TAR/ター」 (トッド・フィールド 監督)   配給:ギャガ
日本映画ファン賞   「劇場版 美しい彼〜eternal〜」    (酒井 麻衣  監督)
外国映画ファン賞

  エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」  
        (
ダニエル・クワン/ダニエル・シャイナート 監督) 

特 別 賞  鈴木 敏夫  (プロデューサー)

 

 

ブルーリボン賞

賞   名

受賞者(作品) 受賞対象作品
作 品 賞   「ゴジラ−1.0」    (山崎 貴 監督)  配給:東宝
監 督 賞  石井 裕也  「
主演男優賞  神木 隆之介  「ゴジラ−1.0」 「大名倒産
主演女優賞  吉永 小百合  こんにちは、母さん
助演男優賞  佐藤 浩市  「愛にイナズマ」 「せかいのおきく」他
助演女優賞  浜辺 美波  「ゴジラ−1.0」 「シン・仮面ライダー」
新 人 賞  黒川 想矢  「怪物」
外国作品賞

 ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」  
          (アーロン・ホーヴァス/マイケル・ジェレニック 監督)
 

 

 

(4/10 追加)

日本映画批評家大賞

賞   名 受賞者(作品) 受賞対象作品
作 品 賞  「ほかげ    (塚本 晋也 監督)   配給:新日本映画社
監 督 賞  荻上 直子  「波紋」 
脚 本 賞  上田 誠  「リバー、流れないでよ」
主演男優賞  東出 昌大  「Winny」
主演女優賞  筒井 真理子  「波紋」
助演男優賞  磯村 勇斗  「月」
助演女優賞  新垣 結衣  「生欲」 
新人監督賞  金子 由里奈  「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」
 工藤 将亮  「遠いところ」

新人男優賞

 アフロ

 「さよなら ほやマン」

 黒崎 煌代

 「さよなら ほやマン」

新人女優賞

 花瀬 琴音

 「遠いところ」

アニメーション賞  「映画 窓ぎわのトットちゃん」  (八鍬 新之介 監督) 
ドキュメンタリー映画賞  「ライフ・イズ・クライミング!」  (中原 想吉 監督)
ゴールデン・グローリー賞  木野 花    「バカ塗りの娘」
ダイヤモンド大賞  小林 薫    「バカ塗りの娘」

 

 

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