毎年恒例の、映画雑誌、あるいは各種の映画祭等で選出された各種ベストテンの紹介と
 私の感想を掲載します。(上のタイトルをクリックするとジャンプしますのでご利用ください)

 

  キネマ旬報ベストテン

日 本 映 画

外 国 映 画

順位

作 品 名 監  督

順位

作 品 名 監  督
ドライブ・マイ・カー 濱口 竜介 ノマドランド クロエ・ジャオ
茜色に焼かれる 石井 裕也 ボストン市庁舎 フレデリック・ワイズマン
偶然と想像 濱口 竜介 プロミシング・ヤング・ウーマン エメラルド・フェネル
すばらしき世界 西川 美和 アメリカン・ユートピア スパイク・リー
水俣曼荼羅 原 一男 ファーザー フロリアン・ゼレール
あのこは貴族 岨手 由貴子 ラストナイト・イン・ソーホー エドガー・ライト
空白 吉田 恵輔 春江水暖〜しゅんこうすいだん グー・シャオガン
由宇子の天秤 春本 雄二郎 パワー・オブ・ザ・ドッグ ジェーン・カンピオン
いとみち 横浜 聡子 MINAMATA -ミナマタ- アンドリュー・レヴィタス
10 花束みたいな恋をした

土井 裕泰

10 少年の君 デレク・ツァン

(寸評)2月4日発売の決算号で分かったベストテン結果は上の通りです。
 邦画・洋画とも1位は私の1位と一致。読者テンも同じです。まあこの2本、誰もが認める傑作であるのは疑いの余地がありません。2位以下も順当な所ですね。濱口竜介監督の作品が2本もランクイン。脂がノッてますね。異色なのは、邦洋ともに長編ドキュメンタリーが1本づつ入っている点。ドキュメンタリーがベストテンに入るのは、最近では珍しい事です。しかも「水俣曼荼羅」が6時間、「ボストン市庁舎」が4時間と共に超長編。見るのに体力がいりますね。なお「水俣曼荼羅」は文化映画でも1位を獲得。同じ作品が日本映画、文化映画の両方でテンに入るのは1992年の佐藤真監督「阿賀に生きる」以来2度目の快挙です。でも、こんな大長編ドキュメンタリーを「文化映画」と呼ぶのはおかしいですね。元々文化映画は短編作品が対象だったはずですから。昨年も書きましたが、いっその事、米アカデミー賞のように「長編ドキュメンタリー賞」部門を作ってはどうでしょうか。さすがに10本もは選べないでしょうから、「最優秀作品賞」を1本、その他数本を優秀作品賞として選べばいいと思います。一考をお願いしたいですね。
 個人賞は以下の通り。監督賞:濱口竜介、脚本賞:濱口竜介・大江崇充、主演女優賞:尾野真千子、主演男優賞:役所広司、助演女優賞:三浦透子、助演男優賞:鈴木亮平、新人女優賞:河合優実、新人男優賞:和田庵、外国映画監督賞:クロエ・ジャオ、特別賞:佐藤忠男。

 
キネマ旬報読者選出ベストテン

日 本 映 画

外 国 映 画

順位

作 品 名 監  督

順位

作 品 名 監  督
ドライブ・マイカー 濱口 竜介 ノマドランド クロエ・ジャオ
すばらしき世界 西川 美和 ファーザー フロリアン・ゼレール
茜色に焼かれる 石井 裕也 プロミシング・ヤング・ウーマン エメラルド・フェネル
空白 吉田 恵輔 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ キャリー・ジョージ・フクナガ
由宇子の天秤 春本 雄二郎 ミナリ リー・アイザック・チョン
あのこは貴族 岨手 由貴子 アメリカン・ユートピア スパイク・リー
偶然と想像 濱口 竜介 最後の決闘裁判 リドリー・スコット
街の上で 今泉 力哉  DUNE/デューン 砂の惑星 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
孤狼の血 LEVEL2 白石 和彌 MINAMATA -ミナマタ- アンドリュー・レヴィタス
10 花束みたいな恋をした 土井 裕泰 10 ラストナイト・イン・ソーホー エドガー・ライト

(寸評)読者のテンも同時発表。いつもの通り、評論家テンに入っていない作品は青字で表示しました。
 昨年は「天外者」が1位になるなど、ヘンテコなベストテンでしたが、今年はそんなおかしな事もなく、順当なテンだったので一安心。評論家テンとも8本まで一致。しかも私のベストテンと比べても、順位は多少異なりますが10位を除いてピタリ一緒。これも珍しい事です。外国映画も「007」が意外と高得点(評論家では69位)なのを除けばまあ予想通り。来年もこの調子で、誰もが納得のベストテンが選ばれる事を期待したいですね。

 

  ヨコハマ映画祭

日 本 映 画

順位

作 品 名

監  督
空白 吉田 恵輔
すばらしき世界 西川 美和
ドライブ・マイ・カー 濱口 竜介
あのこは貴族 岨手 由貴子
由宇子の天秤 春本 雄二郎
茜色に焼かれる 石井 裕也
花束みたいな恋をした 土井 裕泰
街の上で 今泉 力哉 
孤狼の血 LEVEL2 白石 和彌
10 子供はわかってあげない 沖田 修一

(寸評)今年で43周年を迎える、映画ファンによる手作りの映画祭。私も審査委員です。よく見ると、順位は異なりますが私のベストテンと8本まで一致。その8本はキネ旬読者のテンともダブってます。この8本、映画ファンの誰もが認める2021年を代表する日本映画の秀作と言えるでしょう。ただ私がベスト2位に選んだ「ヤクザと家族 The Family」がテンから漏れたのがちと残念。それにしてもこうやって眺めてみると、ほぼ全員若手、中堅作家ばかりで、一番キャリアが長いのが西川美和監督くらい。若手ががどんどん台頭して来てるのはとてもいい事だと思います。なおここは締切が早いので、「偶然と想像」やドキュメンタリー「香川1区」等が次年度回しになっております。
 個人賞は以下の通り。監督賞=吉田恵輔、脚本賞=吉田恵輔、主演男優賞=古田新太、松坂桃李、主演女優賞=尾野真千子、助演男優賞=鈴木亮平、助演女優賞=三浦透子、片山友希、新人賞=奈緒、中田青渚、河合優実、小日向星一、森田芳光メモリアル新人監督賞=春本雄二郎、審査員特別賞=河村光庸/スターサンズの映画作り。
(付記)なお、今年もコロナの影響で表彰式が中止になりました。来年こそは開催される事を祈っております。

      ヨコハマ映画祭 公式HP → http://yokohama-eigasai.o.oo7.jp/

 

 

(4/19 追加)
おおさかシネマフェスティバル

日 本 映 画

外 国 映 画

順位

作 品 名 監  督

順位

作 品 名 監  督
ドライブ・マイカー 濱口 竜介 ノマドランド クロエ・ジャオ
すばらしき世界 西川 美和 ファーザー フロリアン・ゼレール
空白 吉田 恵輔 ミナリ リー・アイザック・チョン
孤狼の血 LEVEL2 白石 和彌 プロミシング・ヤング・ウーマン エメラルド・フェネル
由宇子の天秤 春本 雄二郎 アメリカン・ユートピア スパイク・リー
茜色に焼かれる 石井 裕也 最後の決闘裁判 リドリー・スコット
ヤクザと家族 The Family 藤井 道人 聖なる犯罪者 ヤン・コマサ
あのこは貴族 岨手 由貴子 ラストナイト・イン・ソーホー エドガー・ライト
護られなかった者たちへ 瀬々 敬久 春江水暖〜しゅんこうすいだん グー・シャオガン
10 いとみち 横浜 聡子 リスペクト リーズル・トミー

個人賞:監督賞=西川美和(すばらしき世界)、クロエ・ジャオ(ノマドランド)/主演男優賞=古田新太・松坂桃李(空白)、ジョニー・デップ(MINAMATA-ミナマタ-)/主演女優賞=尾野真千子(茜色に焼かれる)、キャリー・マリガン(プロミシング・ヤング・ウーマン)/助演男優賞=鈴木亮平(孤狼の血 LEVEL2)、アダム・ドライバー(最後の決闘裁判)/助演女優賞=大久保佳代子(浜の朝日の嘘つきどもと)、ユン・ヨジョン(ミナリ)/脚本賞=濱口竜介/大江崇允(ドライブ・マイ・カー)/新人監督賞=春本雄二郎(由宇子の天秤)、上西雄大(ねばぎば新世界)/撮影賞=四宮秀俊(ドライブ・マイ・カー)/音楽賞=石橋英子(ドライブ・マイ・カー)/新人男優賞=倉悠貴(夏、至るころ)/新人女優賞=片山友希(茜色に焼かれる)、駒井蓮(いとみち)、津田晴香(まっぱだか)/ワイルドバンチ賞=「COME & GO カム・アンド・ゴー」

(寸評)今年で第17回目となる、大阪発の映画祭。ベストテンは、日本映画はこちらも順位は違えど8位まで私のテンと一緒。他では洩れた「ヤクザと家族 The Family」が入ってるのが嬉しい。洋画は1、2位が私と同じで、これも私がベスト3に入れたものの他ではランク外の「リスペクト」が9位に入ってるのも嬉しい。いかにも大阪の映画祭らしい所は、新人女優賞に西宮生まれの津田晴香を選んだり、新人監督賞に大阪新世界が舞台の「ねばぎば新世界」を監督した上西雄大を選出したりという点。上西は昨年「ワイルドバンチ賞」を受賞済なのだが。まあいいだろう(笑)。なお今年度のワイルドバンチ賞は大阪キタの中崎町を拠点に映画を作り続けているリム・カーワイ監督の「大阪3部作」の最終章となる「カム・アンド・ゴー」。こういう気配りがいかにも大阪ローカル映画祭らしくて気分がいい。
なお2年連続でコロナ禍により開催が中止されていたベストテン発表・個人賞表彰式及び上映会は、3月6日(日)に無事開催されました。
詳細はこちら → https://www.oocf.net/

 

  スクリーン

外 国 映 画

順位

作 品 名

監  督
ノマドランド クロエ・ジャオ
ファーザー フロリアン・ゼレール
DUNE/デューン 砂の惑星 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
プロミシング・ヤング・ウーマン エメラルド・フェネル
ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結 ジェームズ・ガン
アメリカン・ユートピア スパイク・リー
イン・ザ・ハイツ ジョン・M・チュウ
パワー・オブ・ザ・ドッグ ジェーン・カンピオン
最後の決闘裁判 リドリー・スコット
10 ミナリ リー・アイザック・チョン

(寸評)キネ旬と同様、評論家の投票によります。1位はこちらも「ノマドランド」。強いですね。キネ旬評論家テンとも5本まで一致。ただ、5位に「ザ・スーサイド・スクワッド」が入ってるのは予想外(キネ旬では94位)。選者にアメコミ・ファンが多いのでしょうか。ミュージカル「イン・ザ・ハイツ」が入ってるのもユニーク。「DUNE/デューン 砂の惑星」も高得点だし、ここらが「スクリーン」誌らしい所と言えるでしょうか。
 

映画秘宝・ベスト20

順位

作 品 名 監  督

順位

作 品 名 監  督
ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結 ジェームズ・ガン 11 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ キャリー・ジョージ・フクナガ
マリグナント 凶暴な悪夢 ジェームズ・ワン 11 ファーザー フロリアン・ゼレール
ラストナイト・イン・ソーホー エドガー・ライト 13 サマーフィルムにのって 松本 壮史
アメリカン・ユートピア スパイク・リー 14 クルエラ クレイグ・ギレスピー
フリー・ガイ ショーン・レヴィ 15 由宇子の天秤 春本 雄二郎
ゴジラVSコング アダム・ウィンガード 16 ドライブ・マイ・カー 濱口 竜介
最後の決闘裁判 リドリー・スコット 17 Mr.ノーバディ イリヤ・ナイシュラー
DUNE/デューン 砂の惑星 ドゥニ・ヴィルヌーヴ 17 あのこは貴族 岨手 由貴子
プロミシング・ヤング・ウーマン エメラルド・フェネル 19 MONOS 猿と呼ばれし者たち アレハンドロ・ランデス
10 シン・エヴァンゲリオン劇場版 庵野 秀明 (総監督) 20 ベイビーわるきゅーれ 阪元 裕吾

(寸評)毎回楽しみにしている映画秘宝テン。1位が「スーサイド・スクワッド」シリーズの新作とは予想外。これ、シリーズ1作目はトホホ映画の上位にランクされてたのに(読者トホホでは1位)。見事名誉挽回しましたね。その他もいかにも映画秘宝らしい作品が並んでます。注目すべきは日本映画が20位中6本もランクインしてる事。特に若手新進監督の活躍が目覚しい。「サマーフィルムにのって」が意外と高順位なのも嬉しいですね。ベテラン庵野秀明を除いて、ここにランクインした若手監督たち、今後が期待です。頑張ってください。

 さて、恒例の「ワーストテン(はくさいアワード)」 と、併せて秘宝読者の投票によるベスト10、トホホ大賞を紹介。

映画秘宝はくさいアワード

映画秘宝読者が選ぶベストテン 映画秘宝読者が選ぶトホホ映画

順位

作 品 名

監 督 順位

作 品 名

監 督

作 品 名

監 督
007/ノー・タイム・トゥ・ダイ キャリー・ジョージ・フクナガ ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結 ジェームズ・ガン マトリックス レザレクションズ ラナ・ウォシャウスキー
ゴジラVSコング アダム・ウィンガード ラストナイト・イン・ソーホー エドガー・ライト ゴジラVSコング アダム・ウィンガード
プリズナーズ・オブ・ゴーストランド 園 子温 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ キャリー・ジョージ・フクナガ ハロウィン KILLS デヴィッド・ゴードン・グリーン
DUNE/デューン 砂の惑星 ドゥニ・ヴィルヌーヴ プロミシング・ヤング・ウーマン エメラルド・フェネル 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ キャリー・ジョージ・フクナガ
キネマの神様 山田 洋次 ゴジラVSコング アダム・ウィンガード シン・エヴァンゲリオン劇場版 庵野 秀明 (総監督)
エターナルズ クロエ・ジャオ フリー・ガイ ショーン・レヴィ DUNE/デューン 砂の惑星 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
ラストナイト・イン・ソーホー エドガー・ライト シン・エヴァンゲリオン劇場版 庵野 秀明 (総監督) エターナルズ クロエ・ジャオ
竜とそばかすの姫 細田 守 ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ アンディ・サーキス 鳩の撃退法 タカハタ秀太
モンスターハンター ポール・W・S・アンダーソン DUNE/デューン 砂の惑星 ドゥニ・ヴィルヌーヴ アオラレ デリック・ボルテ
10 マトリックス レザレクションズ ラナ・ウォシャウスキー 10 孤狼の血 LEVEL2 白石 和彌 カポネ ジョシュ・トランク

 

いわゆるワーストテンの「はくさいアワード」がいつも楽しみ。ワーストワンが「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」なのは、あのラストのせいでしょうかね。賛否両論あるようで、ベストの方でも11位、読者のテンでもベスト3位、ワースト4位と賛否拮抗しています。同じ事は「ゴジラVSコング」にも言えるようで、これまたベスト6位、ワースト2位、読者でもベスト5位、ワースト2位でした。ベストとしての評価は2大怪獣の対決シーンが素晴らしかった所だけで、全体はワーストという私の評価が当たっていたのかも知れません。もう1本の私のワースト予想「マトリックス レザレクション」はベストには影も形も見えず、読者では見事ワーストワンでした。
なお、毎回楽しみにしていた、快楽亭ブラック師匠が選ぶ日本映画ベストテンが、今回は掲載されませんでした。体調がお悪いのかと心配しましたが、公式ページを覗くと、毒演会や古希を祝う会等忙しそうで、映画を観る時間が取れないのかも知れませんね。とりあえずは安心しました。

 


映画芸術

日 本 映 画 ベ ス ト テ ン

日 本 映 画 ワ ー ス ト テ ン

順位

作 品 名

監  督

順位

作 品 名

監  督

草の響き 斉藤 久志 空白 吉田 恵輔
偶然と想像 濱口 竜介 すばらしき世界 西川 美和
BLUE/ブルー 吉田 恵輔 キネマの神様 山田 洋次
いとみち 横浜 聡子 ドライブ・マイ・カー 濱口 竜介
街の上で 今泉 力哉 由宇子の天秤 春本 雄二郎
あのこは貴族 岨手 由貴子 偶然と想像 濱口 竜介
茜色に焼かれる 石井 裕也 そして、バトンは渡された 前田 哲
痛くない死に方 高橋 伴明 ヤクザと家族 The Family 藤井 道人
孤狼の血 LEVEL2 白石 和彌 いのちの停車場 成島 出
10 東京自転車節

青柳 拓

花束みたいな恋をした 土井 裕泰

(寸評)選考方法は、選者各自5本まで選出し、1位5点、以下4,3,2,1点、という採点方法は昨年と同じです。ベスト点数からワースト点数を差し引くのも同じ。ベストワンが「草の響き」とはちょっと意外。佐藤泰志原作映画化作品では一番面白くなかったし、ヨコハマ映画祭でも33位と低評価。ワーストに挙げた人が一人もいないのも不自然な気が。それ以外はまあ順当なベストと思いますが。ワーストはやはりいつもの映芸節が炸裂。どこのベストテンでも入るだろう秀作をことごとく槍玉に挙げてますねぇ。ちなみにワースト点を差し引かなかったら順位は1位が「偶然と想像」、以下「ドライブ・マイ・カー」「草の響き」「あのこは貴族」「BLUE/ブルー」「由宇子の天秤」と続きます。
昨年も書いたけれど、1位でも5点しか与えられないので、ベストに入れた人が6人で23点しか得点していない作品がベストワンとはね。しかも「映芸」編集部が5点入れてます。勘ぐりかも知れませんが、斉藤久志監督の前作「空の瞳とカタツムリ」の脚本を荒井晴彦編集長の娘さんが書いていたので、そのお礼でヨイショしたのかも。まあ今さら文句言う気も起きませんが、こんな調子では読者をますます減らしそうで、他人事ながら心配になって来ます。

 

(4/19 追加)

日本映画ペンクラブ賞

日本映画

外国映画 文化映画

順位

作 品 名

監 督 順位

作 品 名

監 督 順位 作 品 名 監 督
ドライブ・マイ・カー 濱口 竜介 ノマドランド クロエ・ジャオ 水俣曼荼羅 原 一男
すばらしき世界 西川 美和 プロミシング・ヤング・ウーマン エメラルド・フェネル パンケーキを毒見する 内山 雄人
偶然と想像 濱口 竜介 ファーザー フロリアン・ゼレール 香川1区 大島 新
空白 吉田 恵輔 DUNE/デューン 砂の惑星 ドゥニ・ヴィルヌーヴ 生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事 佐古 忠彦
護られなかった者たちへ 瀬々 敬久 MINAMATA -ミナマタ- アンドリュー・レヴィタス けったいな町医者 毛利 安孝
きみが死んだあとで 代島 治彦
くじらびと 石川 梵
いまはむかし 父・ジャワ・幻のフィルム 伊勢 真一

 

(寸評)邦洋のベストワンはキネ旬他ほとんどのベストテンと同じ。圧倒的な強さを誇る2本ですね。ついでに文化映画ベストワンもキネ旬文化映画1位と同じ。まあそれでも洋画2位に「プロミシング・ヤング・ウーマン」とか文化映画2位に「パンケーキを毒見する」なんかを入れてるのが面白い。でもキネ旬の所でも書きましたが、そろそろ「文化映画」ではなく「長編ドキュメンタリー映画」に名称改めて欲しいですね。「パンケーキ−」が「文化映画」って、ヘンでしょう?
 
個人賞は以下の通り。ペンクラブ賞: 山根貞男・編「日本映画作品大事典」(三省堂刊)(日本映画の豊穣な姿を未来に伝える役割の一旦を果たすという指針のもと、困難極まる戦前のわずかな資料収集をはじめ、最近のデジタルメデイア転換や流通、上映形態変化から、映画そのものの定義の変化など、難しい作業の連続の中で、20数年にわたる編纂の末、本事典の刊行に至った、その努力と功績に対して)

 


 

報知映画賞
賞   名 受賞者(作品) 受賞対象作品
作 品 賞  「護られなかった者たちへ」 (瀬々敬久 監督) 配給:松竹
主演男優賞  木村 拓哉  「マスカレード・ナイト」
主演女優賞  永野 芽郁  「地獄の花園」「そして、バトンは渡された」
助演男優賞  鈴木 亮平  「孤狼の血 LEVEL2」
助演女優賞  寺島 しのぶ  「ヤクザと家族 The Family」 「空白」他
監 督 賞  前田 哲  「そして、バトンは渡された」
 「老後の資金がありません!」
新 人 賞

 片山 友希
 Fukase
 堀 貴秀

 「茜色に焼かれる」
 「キャラクター」
 「JUNK HEAD」(監督)

外国作品賞  「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ (キャリー・ジョージ・フクナガ 監督)  
作品賞・アニメ  「漁港の肉子ちゃん」   (渡辺 歩 監督)  
特別賞

 岡田 裕介

 

日刊スポーツ映画大賞
賞   名 受賞者(作品) 受賞対象作品
作 品 賞  「ドライブ・マイ・カー(濱口 竜介 監督) 配給:ビターズ・エンド
監 督 賞  吉田 恵輔  「空白」 「BLUE/ブルー」
主演男優賞  西島 秀俊  「ドライブ・マイ・カー」他
主演女優賞  天海 祐希  「老後の資金がありません!」
助演男優賞  鈴木 亮平  「孤狼の血 LEVEL2」 「燃えよ剣」他
助演女優賞  清原 果耶  「護られなかった者たちへ」
新 人 賞  駒井 蓮  「いとみち」 「科捜研の女」
外国語作品賞  「ノマドランド」   クロエ・ジャオ監督)  配給:ディズニー
石原裕次郎賞  「燃えよ剣」    (原田 眞人 監督)
石原裕次郎新人賞  眞栄田 郷敦   「東京リベンジャーズ」 「ヒノマルソウル」



毎日映画コンクール

賞   名 受賞者(作品) 受賞対象作品
日本映画大賞  「ドライブ・マイ・カー (濱口 竜介 監督) 配給:ビターズ・エンド
日本映画優秀賞  「すばらしき世界」  (西川 美和 監督) 
監 督 賞  濱口 竜介  「ドライブ・マイ・カー」 
脚 本 賞

 吉田 恵輔

 「空白」

主演男優賞  佐藤 健  「護られなかった者たちへ」
主演女優賞  尾野 真千子  「茜色に焼かれる」
助演男優賞  仲野 太賀  「すばらしき世界」
助演女優賞  清原 果那  「護られなかった者たちへ」
田中絹代賞  宮本 信子
スポニチグランプリ

新 人 賞

 和田 庵  「茜色に焼かれる」
 片山 友希  「茜色に焼かれる」
アニメーション賞  「岬のマヨイガ」  (川面 真也 監督)
大藤信郎賞  「プックラポッタと森の時間」   (矢代 健志 監督)
ドキュメンタリー映画賞  「水俣曼荼羅」 原 一男 監督)
外国映画作品賞  「ノマドランド」 (クロエ・ジャオ  監督)  配給:ディズニー
日本映画ファン賞  「るろうに剣心 最終章 The Final」    (大友 啓志 監督)
外国映画ファン賞

 「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ (キャリー・ジョージ・フクナガ 監督)

特 別 賞  岩波ホール(エキプ・ド・シネマの活動)

 

 

(4/19 追加)

ブルーリボン賞

賞   名

受賞者(作品) 受賞対象作品
作 品 賞  「孤狼の血 LEVEL2」 (白石 和彌 監督)  配給:東映
監 督 賞  西川 美和  「すばらしき世界」
主演男優賞  岡田 准一  「燃えよ剣」
 「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」
主演女優賞  永野 芽郁  「そして、バトンは渡された」
 「地獄の花園」
助演男優賞  仲野 太賀  「すばらしき世界」 「あの頃。」
 「ONODA 一万夜を越えて」
助演女優賞  三浦 透子  「ドライブ・マイ・カー」
新 人 賞

 河合 優実

 「サマーフィルムにのって」
 「由宇子の天秤」

外国作品賞

 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ  (キャリー・ジョージ・フクナガ 監督)  

 

(追加)

日本映画批評家大賞

賞   名 受賞者(作品) 受賞対象作品
作 品 賞  「偶然と想像 (濱口 竜介 監督)   配給:Incline
監 督 賞  大友 啓史  「るろうに剣心 最終章 The Final」
 「るろうに剣心 最終章 The Beginning」
アニメーション監督賞  庵野 秀明      「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
脚 本 賞

 西川 美和

 「すばらしき世界」

主演男優賞  古田 新太  「空白」
主演女優賞  瀧内 公美  「由宇子の天秤」
助演男優賞  鈴木 亮平  「孤狼の血 LEVEL2」 「燃えよ剣」他
助演女優賞  三浦 透子  「ドライブ・マイ・カー」 
新人監督賞  穐山 茉由  「シノノメ色の週末」
 阪元 裕吾  「ベイビーわるきゅーれ」
 藤元 明緒  「海辺の彼女たち」

新人男優賞

 佐藤 緋美  「ムーンライト・シャドウ」
 Fukase  「キャラクター」
新人女優賞  伊澤 彩織  「ベイビーわるきゅーれ」
 石川 瑠華  「猿楽町で会いましょう」
 伊藤 万理華  「サマーフィルムにのって」
 西川 洋子  「いとみち」
アニメーション賞  「フラ・フラダンス」 (総監督:水島精二  監督:綿田慎也)
ドキュメンタリー映画賞  「くじらびと」  (石川 梵 監督)
ゴールデン・グローリー賞

 荒木 一郎

ダイヤモンド大賞  富司 純子   「椿の庭」

 

 

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