毎年恒例の、映画雑誌、あるいは各種の映画祭等で選出された各種ベストテンの紹介と
 私の感想を掲載します。(上のタイトルをクリックするとジャンプしますのでご利用ください)

 

  キネマ旬報ベストテン

日 本 映 画

外 国 映 画

順位

作 品 名 監  督

順位

作 品 名 監  督
この世界の片隅に 片渕 須直 ハドソン川の奇跡 クリント・イーストウッド
シン・ゴジラ 庵野 秀明(総監督 キャロル トッド・ヘインズ
淵に立つ 深田 晃司 ブリッジ・オブ・スパイ スティーヴン・スピルバーグ
ディストラクション・ベイビーズ 真利子 哲也 トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 ジェイ・ローチ
永い言い訳 西川 美和 山河ノスタルジア ジャ・ジャンクー
リップヴァンウインクルの花嫁 岩井 俊二 サウルの息子 ネメシュ・ラースロー
湯を沸かすほどの熱い愛 中野 量太 スポットライト 世紀のスクープ トム・マッカーシー
クリーピー 偽りの隣人 黒沢 清 イレブン・ミニッツ イエジー・スコリモフスキー
オーバー・フェンス 山下 敦弘 ブルックリン ジョン・クローリー
10

怒り

李 相日

10 ルーム レニー・アブラハムソン

(寸評)まずは、いつものようにキネマ旬報のテンから。日本映画の1位は、私の期待通り「この世界の片隅に」。アニメがキネ旬でベストワンになるのは、「となりのトトロ」以来実に28年ぶり、2度目という快挙です。2位の「シン・ゴジラ」も、こちらはゴジラ映画初のベストテン入り。まあ上位になるとは思ってましたが、2位とは意外(実写映画では1位)。「映画秘宝」なら当然でしょうがキネ旬でというのがミソ。…あ、昨年も「マッドマックス 怒りのデス・ロード」がキネ旬、映画秘宝共にベストワンでしたっけ。なんか最近のキネ旬、秘宝化してます(笑)。
 外国映画の方では、またまたイーストウッド監督作が1位。傑作には違いないですが、これまでのイーストウッド監督のキネ旬ベストワン作品に比べたら若干落ちる気がするのですが。まあ他に傑出した作品がなかった事も幸いしたのでしょうか。それと、意外なのは「レヴェナント:蘇えりし者」が10位内にも入っていない事。イニャリトゥ監督の前作「バードマン」は4位だったのに。キネ旬のテンって、いつもよく分かりません。
 個人賞は以下の通り。監督賞:片渕須直、脚本賞:庵野秀明、主演女優賞:宮沢りえ、主演男優賞:柳楽優弥、助演女優賞:杉咲 花、助演男優賞:竹原ピストル、新人女優賞:小松菜奈、新人男優賞:村上虹郎、外国映画監督賞:クリント・イーストウッド。

 

(2/9 追加)

 キネ旬決算特別号が発売されたので、判明した「読者選出ベストテン」を紹介しておきます。

キネマ旬報読者選出ベストテン

日 本 映 画

外 国 映 画

順位

作 品 名 監  督

順位

作 品 名 監  督
この世界の片隅に 片渕 須直 ハドソン川の奇跡 クリント・イーストウッド
シン・ゴジラ 庵野 秀明(総監督 キャロル トッド・ヘインズ
怒り 李 相日 スポットライト 世紀のスクープ トム・マッカーシー
君の名は。 新海 誠 ルーム レニー・アブラハムソン
リップヴァンウインクルの花嫁 岩井 俊二 レヴェナント:蘇えりし者 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
64 -ロクヨン- 前編/後編 瀬々 敬久 オデッセイ リドリー・スコット
湯を沸かすほどの熱い愛 中野 量太 ブリッジ・オブ・スパイ スティーヴン・スピルバーグ
永い言い訳 西川 美和 スター・ウォーズ/フォースの覚醒 J.J.エイブラムス
海よりもまだ深く 是枝 裕和 ブルックリン ジョン・クローリー
10 淵に立つ 深田 晃司 10 トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 ジェイ・ローチ

(寸評)いつもの通り、評論家テンに入っていない作品は青字で表示しました。
1位、2位は邦洋共に評論家選出と全く同じ。やっぱりこの4本がダントツの秀作という事でしょうね。それにしてもここまでピッタリ一致したのはあまり記憶にありません。評論家テンでは外れた「君の名は。」と「レヴェナント:蘇えりし者」が予想通りこちらでは上位入選。洋画では「オデッセイ」「スター・ウォーズ7」とSF映画が強い。それにしても「レヴェナント−」が評論家選考ではなんと19位!。なんでこんなに低いんでしょうかね。

 


  ヨコハマ映画祭

日 本 映 画

順位

作 品 名

監  督
この世界の片隅に 片渕 須直
湯を沸かすほどの熱い愛 中野 量太
ディストラクション・ベイビーズ 真利子 哲也
シン・ゴジラ 庵野 秀明(総監督)
永い言い訳 西川 美和
淵に立つ 深田 晃司
怒り 李 相日
聖の青春 森 義隆
葛城事件 赤堀 雅秋
10 君の名は。 新海 誠

(寸評)今年で38回目となる、映画ファンによる手作りの映画祭。私も審査委員です。こちらも「この世界の片隅に」がベストワン。ちなみに宮崎駿監督の「となりのトトロ」はこちらではベストワンを逃してます(その年の1位は「ロックよ、静かに流れよ」)。従ってヨコハマでアニメがベストワンになるのはこれが初めて。凄い事です。2位の中野量太監督はここで3年前に、前作「チチを撮りに」がベストテン10位ランクインと新人監督賞を受賞しており、今回見事に期待に応えました。ヨコハマの先見性というか目の付けどころにはいつも感心します。8、9位も新進監督の力作で、私も好きな作品です。
 個人賞は以下の通り。監督賞=中野量太、脚本賞=中野量太、主演男優賞=三浦友和、柳楽優弥、主演女優賞=筒井真理子、助演男優賞=菅田将暉、助演女優賞=杉咲花、新人賞=太賀、小松菜奈、村上虹郎、森田芳光メモリアル新人監督賞=真利子哲也、杉山泰一、審査員特別賞=のん(「この世界の片隅に」の作品世界を決定づけた声音の魅力を称えて)、特別大賞=庵野秀明。
(付記)映画祭と表彰式が2月5日(日)、横浜市の関内ホールにて開催されます。

      ヨコハマ映画祭 公式HP → http://yokohama-eigasai.o.oo7.jp/

 

 (2/19追加)

おおさかシネマフェスティバル

日 本 映 画

外 国 映 画

順位

作 品 名 監  督

順位

作 品 名 監  督
この世界の片隅に 片渕 須直 ハドソン川の奇跡  クリント・イーストウッド
怒り 李 相日 スポットライト 世紀のスクープ トム・マッカーシー
64 -ロクヨン- 前編/後編 瀬々 敬久 リリーのすべて トム・フーパー
シン・ゴジラ 庵野 秀明(総監督) トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 ジェイ・ローチ
永い言い訳 西川 美和 ルーム レニー・アブラハムソン
湯を沸かすほどの熱い愛 中野 量太 山河ノスタルジア ジャ・ジャンクー
リップヴァンウインクルの花嫁 岩井 俊二 レヴェナント:蘇えりし者 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
聖の青春 森 義隆 サウルの息子 ネメシュ・ラースロー
淵に立つ 深田 晃司 キャロル トッド・ヘインズ
10 海よりもまだ深く 是枝 裕和 10 奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ マリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール

(寸評)今年で第12回目となる、大阪発の映画祭。ここでも「この世界の片隅に」がベストワン。強い。全般に、キネ旬なんかと似たテンですが、64 -ロクヨン-」が意外と高順位なのと、他では全く見ない奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」が10位に入っているのが目を惹きますね。
 個人賞は以下の通り。…監督賞=瀬々敬久(64 -ロクヨン-)、クリント・イーストウッド(ハドソン川の奇跡)/主演男優賞=松山ケンイチ(聖の青春)、エディ・レッドメイン(リリーのすべて)/主演女優賞=蒼井優(オーバー・フェンス)、ブリー・ラーソン(ルーム)/助演男優賞=東出昌大(聖の青春)、トム・ハーディ(レヴェナント:蘇えりし者)/助演女優賞=杉咲花(湯を沸かすほどの熱い愛)、アリシア・ヴィキャンデル(リリーのすべて)/脚本賞=向井康介(聖の青春)/新人監督賞=中野量太(湯を沸かすほどの熱い愛)/撮影賞=山田康介(シン・ゴジラ)/音楽賞=コトリンゴ(この世界の片隅に)/新人男優賞=真剣佑(ちはやふる)・毎熊克哉(ケンとカズ)/新人女優賞=中条あやみ(セトウツミ)/ワイルドバンチ賞:「ケンとカズ」

なお今年も3月5日(日)に、ホテルエルセラーン大阪5階・エルセラーンホールに於いて、トークショー、ベストテン発表・個人賞表彰式及び上映会が開催される予定です。
詳細はこちら → http://www.oocf.net/

 

ブロガーが選んだベスト20

順位

作 品 名 監  督

順位

作 品 名 監  督
この世界の片隅に 片渕 須直 11 湯を沸かすほどの熱い愛 中野 量太
シン・ゴジラ 庵野 秀明(総監督) 12 ヒメアノ〜ル 吉田 恵輔
レヴェナント:蘇えりし者 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 13 永い言い訳 西川 美和
君の名は。 新海 誠 14 スポットライト 世紀のスクープ トム・マッカーシー
ハドソン川の奇跡  クリント・イーストウッド 15 サウルの息子 ネメシュ・ラースロー
オデッセイ リドリー・スコット 16 ズートピア バイロン・ハワード&リッチ・ムーア
ルーム レニー・アブラハムソン 17 リリーのすべて トム・フーパー
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー ギャレス・エドワーズ 18 ヘイトフル・エイト クエンティン・タランティーノ
シング・ストリート 未来へのうた ジョン・カーニー 19 エクス・マキナ アレックス・ガーランド
10 ボーダーライン ドゥニ・ヴィルヌーヴ 20 手紙は憶えている アトム・エゴヤン

(寸評)ブログ「『パパ、だ〜いスキ』と言われたパパの映画日記」のaq99さんが、多数の映画ブロガーのベストテンを集計し、ブログにアップしているベストテン。昨年はお忙しかったのかアップされませんでしたが、今年は復活しました。何よりです。今回集計数は73ブログと、一昨年より5件増加しております。いつもながら集計ご苦労さまです。
 1位、2位とも、キネ旬と同じ。映画秘宝でも順位は入れ替わってはおりますがベスト2は同じで、並みいる洋画を押しのけて、この2本の日本映画がいかに映画ファン、評論家から共に圧倒的な支持を受けたかがよく分かります。「君の名は。」も4位と健闘。嬉しいのは、私が洋画部門1位に選んだ「レヴェナント:蘇えりし者」がここでも洋画1位になった事。キネ旬ではテンにも入りませんでしたが、ブロガーさんたちはよく分かってるようですね。渋い秀作「ルーム」「ボーダーライン」「サウルの息子」や異色の和製ホラー「ヒメアノ〜ル」、私の推す「手紙は憶えている」も入る等、バラエティに富んだ楽しいベスト20になりましたね。

 

  スクリーン

外 国 映 画

順位

作 品 名

監  督
ハドソン川の奇跡 クリント・イーストウッド
スポットライト 世紀のスクープ トム・マッカーシー
リリーのすべて トム・フーパー
ブリッジ・オブ・スパイ スティーヴン・スピルバーグ
トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 ジェイ・ローチ
キャロル トッド・ヘインズ
レヴェナント:蘇えりし者 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
オデッセイ リドリー・スコット
ルーム レニー・アブラハムソン
10 グランドフィナーレ パオロ・ソレンティーノ

(寸評)キネ旬と同様、評論家の投票によります。1位はキネ旬と同じ。10本中6本までキネ旬とカブってますが、キネ旬ではテンに入らなかった「リリーのすべて」が3位と高順位。「レヴェナント」もこちらではランクインしてます。重要な作品は押さえつつ、ユニークな作品も散りばめられた、キネ旬とはまた一味違ったテンと言えるでしょう。
 

映画秘宝・ベスト20

順位

作 品 名 監  督

順位

作 品 名 監  督
シン・ゴジラ 庵野 秀明(総監督) 11 エブリバデイ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に リチャード・リンクレイター
この世界の片隅に 片渕 須直 12 シング・ストリート 未来へのうた ジョン・カーニー
デッドプール ティム・ミラー 13 ヘイトフル・エイト クエンティン・タランティーノ
アイアムアヒーロー 佐藤 信介 14 イット・フォローズ デヴィッド・ロバート・ミッチェル
クリーピー 偽りの隣人 黒沢 清 15 死霊館 エンフィールド事件 ジェームズ・ワン
シビル・ウォー キャプテン・アメリカ アンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ 16 ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー ギャレス・エドワーズ
オデッセイ リドリー・スコット 17 レヴェナント:蘇えりし者 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
エクス・マキナ アレックス・ガーランド 18 キャロル トッド・ヘインズ
ボーダーライン ドゥニ・ヴィルヌーヴ 19 サウルの息子 ネメシュ・ラースロー
10 ゴーストバスターズ ポール・フェイグ 20 ロスト・バケーション ジャウマ・コレット=セラ

(寸評)いつもながら、毎回楽しみな映画秘宝テン。1位はなんと!日本映画の「シン・ゴジラ」。秘宝で日本映画がベストワンになったのは、記憶する限り初めてではないでしょうか。しかも、2、4、5位も邦画!ベスト5のうち4本までが日本映画と、これも新記録でしょう。かつてはベスト20の中に日本映画はたった1本(しかも下位)という年もあった事を思えば、感無量です。2016年は日本映画大豊作の年という声が裏付けられたと言えるでしょう。しかし、洋画は相変わらずアメコミとSF映画が強いですね。

 さて、恒例の「ワーストテン(はくさいアワード)」 と、併せて秘宝読者の投票によるベスト10、トホホ大賞を紹介。

 

映画秘宝はくさいアワード

  映画秘宝読者が選ぶベストテン 映画秘宝読者が選ぶトホホ映画

順位

作 品 名

監 督 順位

作 品 名

監 督

作 品 名

監 督
バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生 ザック・スナイダー シン・ゴジラ 庵野 秀明(総監督) スーサイド・スクワッド デヴィッド・エアー
スーサイド・スクワッド デヴィッド・エアー この世界の片隅に 片渕 須直 バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生 ザック・スナイダー
インディペンデンス・デイ:リサージェンス ローランド・エメリッヒ ヘイトフル・エイト クエンティン・タランティーノ テラフォーマーズ 三池 崇史
テラフォーマーズ 三池 崇史 デッドプール ティム・ミラー シン・ゴジラ 庵野 秀明(総監督)
ジェイソン・ボーン ポール・グリーングラス ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー ギャレス・エドワーズ インディペンデンス・デイ:リサージェンス ローランド・エメリッヒ
シン・ゴジラ 庵野 秀明(総監督) シビル・ウォー キャプテン・アメリカ アンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ X-MEN:アポカリプス ブライアン・シンガー
セーラー服と機関銃
-卒業-
前田 弘二 アイアムアヒーロー 佐藤 信介 BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント スティーヴン・スピルバーグ
10 クローバーフィールド・レーン ダン・トラクテンバーグ オデッセイ リドリー・スコット 君の名は。 新海 誠
X-MEN:アポカリプス ブライアン・シンガー クリーピー 偽りの隣人 黒沢 清 ある天文学者の恋文 ジュゼッペ・トルナトーレ
10 X-ミッション エリクソン・コア 10 ヒメアノ〜ル 吉田 恵輔 ガルム・ウォーズ 押井 守
湯を沸かすほどの熱い愛 中野 量太

 

ワーストの方は、本家も読者も1位、2位をアメコミが占めてしまいました。まあ最近作られ過ぎで食傷気味ですので当然でしょうか。特にバットマンとスーパーマンを闘わせるなんて邪道もいい所。いいかげんにしないと飽きられますよ。何十年ぶりかの続編「インディペンデンス・デイ」は私もワーストに入れました。壮大に金かけてるのにつまらないなんて、虚しくなります。三池崇史監督の「テラフォーマーズ」が予想通りどちらもワースト入り。三池さん、最近どうしちゃったんでしょうかね。それにしても、本家・読者ともベストワンの「シン・ゴジラ」が、両方のワーストにもランクインしてるのが不思議。
恒例、快楽亭ブラック師匠が選ぶ日本映画ベストテンも紹介しておきます。
@手紙は憶えている(洋画) A永い言い訳 Bこの世界の片隅に C恋妻家宮本 Dオーバー・フェンス Eオケ老人 F日本で一番悪い奴ら Gモヒカン故郷に帰る Hアイアムアヒーロー ISCOOP!

 

 
(2/9 追加)
映画芸術

日 本 映 画 ベ ス ト テ ン

日 本 映 画 ワ ー ス ト テ ン

順位

作 品 名 監  督

順位

作 品 名 監  督
この世界の片隅に 片渕 須直 怒り 李 相日
聖の青春 森 義隆 湯を沸かすほどの熱い愛 中野 量太
ディストラクション・ベイビーズ 真利子 哲也 シン・ゴジラ 庵野 秀明(総監督)
団地 阪本 順治 君の名は。 新海 誠
リップヴァンウインクルの花嫁 岩井 俊二 リップヴァンウインクルの花嫁 岩井 俊二
オーバー・フェンス 山下 敦弘 クリーピー 偽りの隣人 黒沢 清
続・深夜食堂 松岡 錠司 葛城事件 赤堀 雅秋
セトウツミ 大森 立嗣 この世界の片隅に 片渕 須直
溺れるナイフ 山戸 結希 64 -ロクヨン- 前編/後編 瀬々 敬久
10

ケンとカズ

小路 紘史

海賊とよばれた男 山崎 貴

(寸評)なんとなんと、「この世界の片隅に」が映画芸術でもベストワンとは。アニメが1位になったのも映芸誌では初めてじゃないでしょうか。しかもワースト8位で、このマイナス点25点を引いても他を寄せ付けなかったわけですから強いです。これでキネ旬評論家、同読者、ヨコハマ、映画芸術、そして東京スポーツと映画賞総ナメです。この5つでベストワンなんて、初めてじゃないでしょうか。いやあ凄い。阪本順治監督「団地」が4位と高順位なのがいかにも映芸らしい選考です。「溺れるナイフ」「ケンとカズ」といった新進監督作がテンに入っているのもいいですね。ワーストは、まあこんなもんでしょう。「シン・ゴジラ」はワースト点数を差し引かなかったらベスト3位に入ってました。

 

(2/9 追加)

日本映画ペンクラブ賞

日 本 映 画

外 国 映 画

文 化 映 画

順位

作 品 名 監  督

順位

作 品 名 監  督

順位

作 品 名 監  督
湯を沸かすほどの熱い愛 中野 量太 ハドソン川の奇跡 クリント・イーストウッド ヤクザと憲法 土方 宏史
この世界の片隅に 片渕 須直 スポットライト 世紀のスクープ トム・マッカーシー FAKE 森 達也
怒り 李 相日 サウルの息子 ネメシュ・ラースロー 映画作家 黒木和雄 非戦と自由への想い 後藤 幸一
永い言い訳 西川 美和 トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 ジェイ・ローチ ふたりの桃源郷 佐々木 聰
64 -ロクヨン- 前編/後編 瀬々 敬久 ルーム レニー・アブラハムソン 五島のトラさん 大浦 勝
シン・ゴジラ 庵野 秀明(総監督) オデッセイ リドリー・スコット 健さん 日比 遊一

(寸評)日本映画ペンクラブが選定する映画賞。邦・洋それぞれ5本づつを選出。邦画1位は「湯を沸かすほどの熱い愛」。キネ旬では7位でしたからちょっとユニークな結果でしたね。「怒り」(キネ旬10位)や「64 -ロクヨン-」が上位に入っているのも面白い。洋画の方は、まあキネ旬と変わらないですね。文化映画は1位が私も気に入ってる「ヤクザと憲法」。これは面白かったですね。2位「FAKE]、次点「健さん」どちらも私が見て、やはり面白かった作品。3位の「黒木和雄−」も見ましたから、6本中4本まで劇場で見た事になります。個人的には珍しい記録ですね。これらは文化映画、と言うより、長編ドキュメンタリーと呼ぶべきだと思うのですが。なお細かいことですが、日本映画ペンクラブのホームページに記載の3位作品のタイトル、「映画作家 黒木和 非戦と自由へのい」と2箇所も間違ってます。訂正して欲しいですね。
 個人賞は以下の通り。ペンクラブ賞:映画評論家 河原畑 寧氏(読売新聞社に入社後、映画批評を担当。以来、広い視野に立って読者を刺激、啓発する批評を執筆してきた。新聞社を退職後は日本映画ペンクラブの代表幹事として会の運営に尽力した)  功労賞:藤原 智子氏(ドキュメンタリー作家) 奨励賞:宮崎 裕治氏(40年間にわたる映画イラスト活動に対して)

 

(2/19 追加)
日本インターネット映画大賞

日 本 映 画

外 国 映 画

順位

作 品 名 監  督

順位

作 品 名 監  督
この世界の片隅に 片渕 須直 レヴェナント:蘇えりし者 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
シン・ゴジラ 庵野 秀明(総監督) ブルックリン ジョン・クローリー
君の名は。 新海 誠 オデッセイ リドリー・スコット
リップヴァンウインクルの花嫁 岩井 俊二 ルーム レニー・アブラハムソン
湯を沸かすほどの熱い愛 中野 量太 ザ・ウォーク ロバート・ゼメキス
ヒメアノ〜ル 吉田 恵輔 ハドソン川の奇跡 クリント・イーストウッド
ちはやふる -上の句- 小泉 徳宏 帰ってきたヒトラー ダーヴィト・ヴネント
怒り 李 相日 ズートピア バイロン・ハワード&リッチ・ムーア
永い言い訳 西川 美和 サウルの息子  ネメシュ・ラースロー
10 葛城事件 赤堀 雅秋 すれ違いのダイアリーズ ニティワット・タラトーン
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー ギャレス・エドワーズ
手紙は憶えている アトム・エゴヤン

(寸評)映画ファン・ブロガー対象に募集している、日本インターネット映画大賞(私も投票しております)が発表されましたので紹介しておきます。
 邦画のテンは、ここでも2強がトップ争い。なんと1位が143点、2位が142点と1点差の大激戦。3位以下をダブルスコア以上離してのぶっちぎりです。3位に、大ヒット・アニメ「君の名は。」がランクイン。洋画の1位は「レヴェナント−」ですが、ここまでの順位、上掲の「ブロガーが選んだベスト20」と同じです。「ヒメアノ〜ル」が入選してるのも「ブロガー−」と同じ。ブロガーの多くがこちらにも投票してるでしょうからまあ当然とは言えます。他のテンと違ってるのは、邦画6位「ちはやふる」、洋画7位と9位の「帰ってきたヒトラー」、「すれ違いのダイアリーズ」あたりでしょうか。…それにしても「この世界の片隅に」、いったいいくつのベストテンで1位を獲得したか数え切れませんね。「マイマイ新子−」の時から片渕監督を応援して来て、本作をマイ・ベストワンにした私にとって、涙が出そうです。個人賞では、主演女優賞にその「この世界の−」の のんさんが選ばれているのも嬉しいですね。声優が主演賞とはきわめて珍しい。でも素敵な事です。
 有効投票者数は、日本映画が51人と昨年の38人から急増。やはりここにも本年度の日本映画の好調ぶりが反映されてますね。ただし外国映画は32人と昨年からまた3人減ってしまいました。
 なお詳細は以下のサイトを参照ください。
 → http://www.movieawards.jp/index.html

 
 (2/21 追加)
映画.COMベスト10

ベ ス ト テ ン

ワ ー ス ト テ ン

順位

作 品 名 監  督

順位

作 品 名 監  督
シン・ゴジラ 庵野 秀明(総監督) スーサイド・スクワッド デヴィッド・エアー
この世界の片隅に 片渕 須直 君の名は。 新海 誠
君の名は。 新海 誠 インディペンデンス・デイ:リサージェンス ローランド・エメリッヒ
怒り 李 相日 デスノート Light up the NEW world 佐藤 信介
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー ギャレス・エドワーズ バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生 ザック・スナイダー
シビル・ウォー キャプテン・アメリカ アンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ テラフォーマーズ 三池 崇史
ズートピア バイロン・ハワード&リッチ・ムーア 秘密 THE TOP SECRET 大友 啓史
シング・ストリート 未来へのうた ジョン・カーニー シン・ゴジラ 庵野 秀明(総監督)
湯を沸かすほどの熱い愛 中野 量太 何者 三浦 大輔
10

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

デビッド・イェーツ

10 溺れるナイフ 山戸 結希
10 オデッセイ リドリー・スコット

(寸評)。映画情報サイト、“映画.COM”が、ユーザーの投票を集計したベスト、ワースト・ムービーを発表してますので紹介します。昨年度のベストテンは、10本全部洋画で、日本映画を見るユーザーは少ないのかなと思っておりましたが、本年度はなんと上位4本が日本映画。昨年の日本映画の好調ぶりがここでも判ると思います。ただし喜んでばかりもおられません。ワーストテンにも日本映画が7本も(昨年度は3本)。まあ納得出来るものもありますが、ベスト上位の「君の名は。」「シン・ゴジラ」がワーストにも入ってるのが不思議。昨年も書きましたが、「映画秘宝」誌と似た傾向がありますね。特にベスト・ワースト1位作品は読者と全く同じです。


 

報知映画賞
賞   名 受賞者(作品) 受賞対象作品
作 品 賞  「湯を沸かすほどの熱い愛」 (中野 量太 監督)  クロックワークス
主演男優賞  三浦 友和  「葛城事件」
主演女優賞  宮沢 りえ  「湯を沸かすほどの熱い愛」
助演男優賞  綾野 剛  「リップヴァンウインクルの花嫁」 「怒り」 他
助演女優賞  杉咲 花  「湯を沸かすほどの熱い愛」
監 督 賞  李 相日  「怒り」
新 人 賞

 岩田 剛典

 中野 量太

 「植物図鑑」

 「湯を沸かすほどの熱い愛」 監督

外国作品賞  「クリード チャンプを継ぐ男 ( ライアン・クーグラー 監督)   ワーナー
特別賞  「君の名は。」  新海誠監督   東宝配給 

 

日刊スポーツ映画大賞
賞   名 受賞者(作品) 受賞対象作品
作 品 賞  「64−ロクヨン−」 (瀬々 敬久 監督)  東宝
監 督 賞  新海 誠  「君の名は。」
主演男優賞  佐藤 浩市  「64−ロクヨン−」
主演女優賞  宮沢 りえ  「湯を沸かすほどの熱い愛」
助演男優賞  妻夫木 聡  「怒り」 「ミュージアム」
助演女優賞  宮崎 あおい  「怒り」 「世界から猫が消えたなら」
新 人 賞  有村 架純  「何者」 「夏美のホタル」
外国語作品賞  「スポットライト 世紀のスクープ」 (トム・マッカーシー 監督) ロングライド
石原裕次郎賞  「さらば あぶない刑事」 村川 透 監督
石原裕次郎新人賞   該当なし

 

 

毎日映画コンクール

賞   名 受賞者(作品) 受賞対象作品
日本映画大賞  「シン・ゴジラ」  (庵野 秀明 総監督)  東宝
日本映画優秀賞  「この世界の片隅に」   (片渕 須直 監督)
監 督 賞  西川 美和  「永い言い訳」 
脚 本 賞

 向井 康介

 「聖の青春」

主演男優賞  本木 雅弘  「永い言い訳」
主演女優賞  筒井 真理子  「淵に立つ」
助演男優賞  香川 照之  「クリーピー 偽りの隣人
助演女優賞  市川 実日子  「シン・ゴジラ」
田中絹代賞  松原 智恵子
スポニチグランプリ

新 人 賞

 毎熊 克哉  「ケンとカズ」
 中条 あやみ  「セトウツミ」
アニメーション賞  「君の名は。」       (新海 誠 監督)
大藤信郎賞  「この世界の片隅に」   (片渕 須直 監督)
ドキュメンタリー映画賞  「桜の樹の下」  ( 監督)  シグロ
外国映画作品賞  「ハドソン川の奇跡」   クリント・イーストウッド 監督)  ワーナー
日本映画ファン賞  「君の名は。」    (新海 誠 監督)
外国映画ファン賞

 「ズートピア」    バイロン・ハワード&リッチ・ムーア 監督)  
                                  
ウォルト・ディズニー

特 別 賞  島村 達雄     (白組 社長)

 

 

(1/28追加)

ブルーリボン賞

賞   名

受賞者(作品) 受賞対象作品
作 品 賞  「シン・ゴジラ」  (庵野 秀明 総監督)  東宝
監 督 賞  片渕 須直  「この世界の片隅に」
主演男優賞  松山 ケンイチ  「聖の青春」
主演女優賞  大竹 しのぶ  「後妻業の女」
助演男優賞  リリー・フランキー  「SCOOP!」 他
助演女優賞  杉咲 花  「湯を沸かすほどの熱い愛」
新 人 賞

 岡村 いずみ

 「ジムノペディに乱れる」

外国作品賞

 ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
                 
ギャレス・エドワーズ 監督
 ディズニー

 

 

(2/9追加)

東京スポーツ映画大賞

賞   名 受賞者(作品) 受賞対象作品
作 品 賞  「この世界の片隅に」  東京テアトル
監 督 賞  庵野秀明・樋口真嗣  「シン・ゴジラ」
主演男優賞  三浦 友和  「葛城事件」
主演女優賞  宮沢 りえ  「湯を沸かすほどの熱い愛」
助演男優賞

 綾野 剛

 菅田将暉

 「怒り」

 「ディストラクション・ベイビーズ」他

助演女優賞  広瀬 すず  「怒り」
新 人 賞  杉咲 花  「湯を沸かすほどの熱い愛」  
外国語作品賞  「ハドソン川の奇跡」   (クリント・イーストウッド監督   ワーナー
特別功労賞  故・神山 繁

ビートたけしが審査委員長を務めているだけあって、昨年のように北野武監督作(「龍三と七人の子分たち」)が公開されると、遊んだりハメを外したりの笑える選考となるのですが、今年は他の映画賞とほとんど同じ、ごく真面目な選考となりました。邦・洋のベストが共にキネ旬と同じというのはあまりにまっとう過ぎてつまらない。マジメなのかフマジメなのかよく分からない賞ですね。特別功労賞に「アウトレイジ・ビヨンド」に出演した神山繁氏が選ばれているのがかろうじてここらしい選考。むしろ作品賞に「シン・ゴジラ」、新人賞にロマンポルノ出演女優を選んだブルー・リボン賞の方が東スポらしいです。どうせなら主演男優賞:野村萬斎(「シン・ゴジラ」のモーション・キャプチャー)、主演女優賞:のん、くらいやってくれた方が面白かったのでは(笑)。

 

 

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